O-蔵

彩の国からX-T2を使った写真をお届けします。

eBayでウクライナから INDUSTAR-61 L/Z f2.8/50mmというオールドレンズを買ったお話。

去年12月の上旬、クリスマスイルミネーションを綺麗に撮りたい!と色々な撮影技術や機材をネットで調べたりする日々。ふと、とあるサイトで光源を星型にボケさせるレンズがあることを知りました。

それがこのINDUSTAR-61 L/Z f2.8/50mmというレンズです!

 

レンズの概要と特徴

生産国はUSSR。つまりソビエト社会主義共和国連邦で僕が購入したのは1977年製のものでした。レンズの詳しい来歴なんかは他のサイトが詳しい(というより僕は知らない)のでググっていただくとして、最大の特徴は繰り返しになりますが絞りリングの形状を由来とするボケの形にあったりします。

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このように特殊なフィルターを使わなくても六芒星のボケ味が得られるのでイルミネーションの撮影なんかにピッタリとなんですねー。

 

 

eBayで購入してから届くまで

こんなクリスマスイルミネーションにぴったりなレンズですが当ブログでは12月中にこのレンズを使った記事を更新することはありませんでした......

というのも、このレンズをeBayというサイトで購入したのが12月の13日で届いたのが26日とクリスマスに間に合わなかったこと。そして同時期に注文したXF10-24という1-2月に発送予定だったレンズが思ったよりも速く届き、思いの外にXF10-24という超広角レンズが楽しかったことも相まって、旬を逃した感のあるこのレンズをあまり使わなかったから、という理由があったりします。

この手のオールドレンズはヤフオクみたいな国内オークションサイトを利用するよりも、海外から個人輸入したほうが安く手に入れるという先人の知恵の良い面だけをみて、届くまでに結構時間がかかるという点を甘く見てしまったのが敗因でしたね。

慢心、駄目、絶対。

 

 

作例とか

そんなこんなで次のクリマスのシーズンまで寝かせて記事にしようと思ってたんですけど、たまーに持ち出して撮ってみるとコレがなかなかいい感じに写るんですよ。

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野良猫たち。なんか味があるような気がしませんか?あと2枚めの写真を見ていただくとわかると思うんですけど意外と寄って撮れるんですね。

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オールドレンズ最大の欠点がAFが効かないことだと思うんですけど、マクロレンズのように使用するならかえってMFオンリーの操作が利点になったりします。いちいちカメラのフォーカスモードを切り替えずにすむわけですから。

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絞り値を高くするとキリッとした感じにもなってる気がします。

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半逆光で撮った写真。若干フレアが入ってる気がしますが、オールドレンズだからこれを味わいだと言い切っても許されると思いません?

 

最近のレンズって僕が知る限りAFはキビキビ決まるしゴーストフレアも滅多に発生しない優秀なレンズばかりですよね。

ただ、たまに古いレンズを使ってみると色々とままならないのが乙で楽しいよ!ってことを伝えたいだけの記事でした。